上司に恋しちゃいました
責めないで、怒らないで。
あたしだって悩んでたんだから。
そんなあたしの願いとは逆に、鬼の王子の声が荒立っていく。
「俺と結婚する気あるの!?」
「ありますよ! 当然じゃないですか!」
鬼の王子につられて、ついあたしも声を荒げる。
「じゃあ、なんで!?」
「言いにくくて……」
「言いにくいからって野放しにしていい問題じゃないだろ!」
そんなこと分かってる。常識を振り回さないで。
分かってても感情がついていかないことだってあるんだから。
あたしだって悩んでたんだから。
そんなあたしの願いとは逆に、鬼の王子の声が荒立っていく。
「俺と結婚する気あるの!?」
「ありますよ! 当然じゃないですか!」
鬼の王子につられて、ついあたしも声を荒げる。
「じゃあ、なんで!?」
「言いにくくて……」
「言いにくいからって野放しにしていい問題じゃないだろ!」
そんなこと分かってる。常識を振り回さないで。
分かってても感情がついていかないことだってあるんだから。