キャットレディー








驚きながらボーイがそう言ったが

その声が聞こえた時にはもう、
俺は店から出ていた



ネネの手を掴んでいる左手と逆の右手を挙げタクシーを拾うと

俺は強引にネネをタクシーの中に入れてから俺も乗り込んだ



タクシーのおやじに家の場所を伝える



タクシーに乗ってる間ずっとネネは窓の外を向いていた










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