キャットレディー






その言葉はさっきとは違って
いつものネネの冗談交じりの喋り方に戻っていた



ネネはソファから立ち上がって、体を伸ばすと



「さぁ、あたしもお風呂入ろっかな」




そういって俺に笑顔を見せた




「それとさ、ありがと

酷いこと言ってごめんね!

刺されたこともう気にしてないからなれっこだし!」





ネネは言い終わると歯を見せて笑い
風呂場に向かって歩いていった





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