キャットレディー







「お風呂ありがと」



そういってネネが俺の服を着て
肩にタオルを巻き濡れた髪をたらしてでてきた

ネネはソファに座っている俺の横にちょこんと座った




ネネの髪の毛からは
出会った時のネネの匂いじゃなくて

俺の家のにおいがする。


その感じがまた一歩
ネネが俺の家に住み始めた
証拠のような気がしてうれしかった




「そうだネネ、これ合鍵」




そういって俺は鞄の中から
作ってきた合鍵を渡した





< 62 / 226 >

この作品をシェア

pagetop