キャットレディー
「お風呂ありがと」
そういってネネが俺の服を着て
肩にタオルを巻き濡れた髪をたらしてでてきた
ネネはソファに座っている俺の横にちょこんと座った
ネネの髪の毛からは
出会った時のネネの匂いじゃなくて
俺の家のにおいがする。
その感じがまた一歩
ネネが俺の家に住み始めた
証拠のような気がしてうれしかった
「そうだネネ、これ合鍵」
そういって俺は鞄の中から
作ってきた合鍵を渡した
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