夏空
今日は月に二度ある生徒会会議だった。
今私は、生徒会室へと向かっている。
生徒会室は、はなれになっていて渡り廊下で繋がれている。
「どもっ!」
生徒会室に勢いよく入ると、既にそこには平川くんが到着していた。
「先輩、こんにちは!」
本を読んでいた平川くんは、顔を上げて笑顔をみせた。
「平川くんって相変わらず来るの早いね」
と、私は笑った。
「いえ、僕は暇なんで」
平川くんはニッコリと微笑んだ。
私たちは二人で、暫く話しながら残りのメンバーを待った。