夏空
告白*
1
今日は日曜日。
雲一つない青空が広がっている。
「じゃあ、今日もストレッチから」
部長の声で、女バスの活動が始まった。
あの日から私は唯ちゃんにいじめをうけている。
陰口も言われてる。
「ねーちょっと歩ー…
部室からうちの日焼け止め持ってきてくんない?」
(まただよ……)
唯ちゃんは私をパシる。
いつものことだった。
「うん、わかった」
私は聞こえるか聞こえないか分からない位の声でそう答えた。
そして、部室へと走った。