君の瞳‐ヒトミノオク‐
授業中はいつも通り机に突っ伏す。
けど、寝てる訳じゃないんだなー、これが。
あたしだっていろいろ考えてんだから。
まず期間を決めなきゃな…。
1ヶ月…は、長いか。
だったら今日から2週間くらいだな。
準備するものも特にないしなぁ…。
今まで通り警戒してればいっか。
優介…もうちょっと待っててね?
絶対に助けてあげるから――…。
あ、そーだ!
アイツにも言って、協力させよ。
そうゆうのって全く関係ない奴が言ったほうが効くし。
それとー、お!
いいこと思い付いたかも…!?
とりま今日連絡して、それから動き出そう。
そこまで考えてから、あたしは眠った。
ベタベタする感じ。
つめたっ…、何!?
目を開けると、上から何かが零れてきた。
「…っ、何…っ」
「あれ、起きたんだけどー」
「死んだんじゃなかったのかよー?ぎゃははっ」
伝ってきた何かが唇に触れる。
これ…オレンジジュース?