君の瞳‐ヒトミノオク‐
進む道はあたしが決める。
障害物?そんなの気にしない。
邪魔するものはぶっ潰してやる。
朝、いつも通りに登校。
残念ながら今日は朝から優介に会えなかった。
まじショック!
テンション下がるー。
ふと下駄箱を見れば、ごみが大量に入っていた。
朝からごくろーさまー。
全部右隣の奴の下駄箱に移す。
それから上履きを左隣の奴のと交換した。
窃盗?違う違う、昨日のうちに交換しといただけ。
名前、わかりやすいところには書いてないからねー。
あたしって天才じゃない?
ほくそ笑みながら歩き出す。
周りの視線も気にならない。
両隣の奴、驚くんだろーなー。
「フフフ」
あー笑いが止まらない!
教室に行く前にロッカーに寄ると、いろいろ張られていた。
『最低女 死ね 消えろ』
うーん、1パターンだなぁ。
知能レベルどんだけ低いんだよ。
こんなの気にしないけど。
教室は何故かうるさい。
あたしが入ってもうるさいし…珍しい。