君の瞳‐ヒトミノオク‐



 最初っから悪口なんて関係ない。

 所詮戯れ言だから興味ない。

 ただ…人にしたことは必ず返ってくる、でしょ?










 予選が終わって、久しぶりの休みでごろごろしてた。

 最近ずっと部活だったし…。

 ケータイをいじっても…何の連絡もなし、か。


「ふあ…ねむ」


 横向きに体勢を変える。

 まだ10時だし、昼まで寝ていいかなぁ。

 眠いし、決定!


「お姉、起きてる?」

「…あい」

「買い物行かない?
 服買いたいんだけど」


 寝転がったまま乙音を見る。

 買い物かぁ…最近乙音と行ってなかったし、いいいかも。


「うん、いいよ。
 じゃあ準備するから10分待って」

「10分って…短くない?」


 そうかなー?

 別に髪弄んないし、着替えて荷物集めるだけだしね。

 Tシャツとパーカーと…ショーパンでいっか。

 ショーパンから出てる足を見る。

 うーん…ガリガリできもい。

 もうちょっと脂肪ついて欲しいんだけど…。

 乙音に脂肪のつきかた聞いたら怒られたし…。



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