王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
 それでもあたしは光君が・・・。

 あれ?あたしいつから光君のこと好き
だったのかな?

「みやび?」

「へ?」

「どうした急に黙り込んで」

「なんでもないよ」

 知らない間に涙は止まっていた。

「もう帰んないと・・・」

「そうだな」

「えいちゃん、心配してくれてありがと」

「どういたしまして」

 えいちゃんはそう言って優しく笑った。

 相変わらずえいちゃんはかっこいいな。

 それを見ていた光君はえいちゃんを睨
んでいた。


《光サイド》
「えいちゃん、心配してくれてありがと」

「どういたしまして」

 俺は姫野と高坂が親しく話している光
景を見ていらだった。

 なぜかは分からない。

「姫野行くぞ」

 だから俺は姫野と高坂を引き離すよう
に姫野の腕を引っ張って連れてった。

「光君?」

「・・・」

「どうしたの?」


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