王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
第五章

様子

《みやびサイド》
「ふわぁ~~」

 よく寝た~。

「今何時だろ?」

 そう思いあたしは携帯を開いた。

「6時半じゃん・・・」

 珍しく早く起きちゃった。

 いや早く起きていいんだよ!

「もう学校行く準備しよ」

 あたしはベットから出て準備を始めた。

 その音で美里と光君も起きた。

「みやびどうしたの!?」

「へ?」

「今日雨降るんじゃねーの!?」

 二人ともあたしが早く起きたことに驚い
ていた。

「二人とも失礼・・・」

「でもほんとどうしたの?」

「なんか分かんないけど起きちゃった」

 そう言ってあたしは「へへ」と笑った。

「ぐっすり寝たんだね」

「うん、多分」
 
 そういえば昨日あたし光君に抱きついて
抱きついてどうしたんだっけ?

 てゆうか抱きついちゃったんだあたし。

 そう思うとなんだか照れちゃうかも。

「どうかしたか姫野?」
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