王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
 俺は急いで理事長室へ向かった。

「光ちゃん☆」

 でも俺は誰かに呼び止められた。

 誰だ?

 そう思い俺は後ろを振り向いた。

 涼風麗・・・。

 お前かよ。

「涼風先輩なんですか?」

 つうか光ちゃんって何だよ。

 すげーきもい。

「君あんまり部活に顔出さないけど、どう
したの?もしかしてサボり?」

 たしかに俺あんま部活に行ってねぇ。

「ごめんなさい先輩、委員会とかがあって
あまり行けませんでした」

 涼風麗は「そうかそうか」と言いながら
頷いた。

「それにしても君は相変わらず猫かぶりが
うまいね」

「なにを言ってるんですか?私はいつもこ
うですよ」

 余計なこと言いやがって。

 周りに人いんだぞ。

「まーとにかくなるべく部活には顔を出す
ように」

「はい分かりました。なるべく行くように
します」

「それならいいよ」

「それじゃー私は用事があるので」

 俺はそう言って急いで涼風から離れた。
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