王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
第六章

カレカノ関係

《みやびサイド》
 光君と付き合い始めて早一週間。

 毎日バレるんじゃないかとう光君の行動
にドキドキハラハラ。

 そして今日もまた。

 〝チュッ〟

 不意打ち。

「光君誰かに見つかったらどうするの?」

 あたしは小さい声で言った。

「大丈夫、誰もいねーから」

「いるから、見ちゃったし」

 やばい!誰かに見られた!

 あたしは声のした方を見た。

 そこには美里の姿が。

「なんだ美里か」

「美里かって何よ光」

 でもほんと良かった美里で。

 そう思いながらあたしは教室へ足を進め
た。

「光調子にのりすぎなんじゃない」

「私は調子にのってませんよ」

 切り替えるのはやっ!

「でも不意打ちは駄目でしょ」

「不意打ちってなんの話?」

 この声は・・・。

「由希ちゃん!」
 
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