王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
「誰だよお前」

 いつもの光君だ。

「あたしだよ~覚えてない~?」

 そう言われ光君は梓ちゃんの顔を見た。

「知らね」

「え~覚えてないの?梓だよ?小学校一緒
だったじゃ~ん」

 光君そんな奴いたっけというような目で
梓ちゃんを見た。

「それじゃ~これで思い出せる?」

 そう言って梓ちゃんは光君にキスをし
た。

 光君はすぐに梓ちゃんを押し返した。

 今なにが起こったの・・・?

「これで思い出した?光君♪」

「ああ思い出した」

 光君と梓ちゃんがキス・・・。

「お前は俺が一番嫌いな奴だ」

「ひどいな~光君」

 二人はどんな関係なの?

「あの時お前に言ったはずだよな。俺の前
に二度と顔出すなって」

「あれ~言われたって??」

「消えろ俺の前から」

 光君がそう言うと梓ちゃんはため息をつ
いて「しょうがないな~」と言ってあたし
達の前から去っていった。

「俺達も寮に戻ろう」

「うん・・・・」

 そしてあたし達は寮に戻った。

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