王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
《光サイド》
「ただいま」

 美里が帰ってきた。

 帰ってくんの早いんだよ!

 せっかくみやびと二人きりだったのに。

「早かったな・・・」

「早くて悪い?」

「別に・・・」

 美里の機嫌は直ってなかった。

「みやびが危ないんじゃないかと思って早
く帰ってきたんだけど・・・みやびに何か
した?」

 こいつどっかで見てたのか!?

 こわっ!

「してねぇーし」

 したけど。

「ほんと?」

「ほんとだ」

 もちろん嘘。

「分かった信じてあげよう」

 なんだよその上から目線。

「それじゃーカウントダウンの準備しなく
ちゃ!」


 そして、カウントダウンが始まった。

 みやびがカウントを始めた。

「3・2・1!ハッピーニューイヤー!」

 みやびは笑顔で両手を挙げて言った。

 それと同時に俺はみやびに軽くキスをし
た。







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