王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
 どうやら光は変態と呼ばれるのがすごく
嫌らしい。

「二人ともその話はもういいからどこかで
かけない?せっかくの休みなんだし」

「そうだな。行くかみやび?」

「光、あ・た・し・は?」

 美里の目が・・・こわい。

「お前は俺らのデートを邪魔しようとして
んのか?」

「邪魔するつもりはないけど、あたしだけ
が取り残されるのがちょっと・・・寂しい
だけ」

 美里可愛い!

 だからあたしは美里側につく。

「あたしも美里を置いて二人だけで遊ぶの
は嫌だな・・・」

「みやびが言うなら、別にいいけどな」

「ほんと?やった!それなら早く行こう美
里!」

 あたしは勢いよくドアを開け部屋から走
り出た。

「みやび!転ぶから走らないほうが・・・
あっ!」

 言われてすぐあたしはつまずいて転んで
しまった。

「い、痛い」

「言ったでしょ!転ぶから走るなって」

「う~」

 膝が真っ赤になってヒリヒリする。

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