王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
「それは俺が言いたいことだ」

 そう、俺と立花は中学の三年間もずっと
同じクラスだった。

 しかも席も近くだった。

 席替えをしても。

「これで席まで近かったら・・・考えただ
けでもう・・・」

 そう言って立花は大きくため息をつい
た。


 まー結局俺は立花の隣の席だった。

「あんた殺す!!」

「俺のせいじゃないだろ!」

 俺らは大きい声で喧嘩をし始める。

「お前ら元気いいな~」

 そう言われ俺らは声がしたほうに振り向
く。

「誰あんた?」

 立花はそいつを睨みながら聞いた。

「俺は女の子大好き!な石崎徹!」

「それ威張って言うことじゃないから」

 立花は呆れながらもツッコミをいれた。

 徹は喋らなければ絶対モテるって思うほ
どイケメンだ。

 ちなみに言っとくけど俺はそっちの趣味
ねぇからな。

「椿ちゃんは毒舌なんだね~」

「なんであたしの名前しってんの?」

「可愛い子は既にチェック済みだから
ね☆」

 
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