王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
第二章

初バイトで危機迫る!?

《みやびサイド》
 朝。あたしはいつもより早く起きた。

「ふわぁー、なんか今日は目覚めがいよ
うな気がする」

 今は七時。バイトは九時からだから丁
度いいかな。ついでだから美里も起こそ。

「美里~起きて~。あれ?いない」

「みやびこっち」

「やっぱ早いな~美里は」

 尊敬する。

「光の方が早いよ。もうバイトに行った
し」

「え~本当!?はやっ」

「それじゃーあたしたちも行く?」

「え、もう?待ってあたし着替えてくる
から」

 あたしの着替えが終わってからあたし
達はバイト先へと向かった。

「何でこんなに早く出たの?」

「それは決まってるでしょ好感度よ好感
度」

「好感度?」

「そう!好感度」

 好感度をとってどうするんだろう・・
・。

「光ちゃんはどこでバイトしてるのか
なぁ?」

「さぁ、あたしも分かんない」

「美里も知らないの!?」

「うん」

 以外だなぁ。

 そんな事を話していたらすでにバイト
先の店に着いていた。

 もう着いた、意外と早かったなぁー。

「おはようございます。今日からお世話に
なります」

 美里すごい!あたしなんか緊張して何言
えばいいか分かんない。

「あなた達が今日からの・・・?」

「柊美里です」

「姫野みやびです」

「そうそう、柊さんと姫野さんよね」

 なんか優しそうな人だなー。

「私の名前は前田よし子って言います。呼
び方はよし子さんって呼んで。分からない
事があったら何でも聞いていいわよ」

『はい!よろしくお願いします』

「そういえばあなた達と同じ歳の男の子が
ここで働いているわよ」

 同じ歳の男の子?

「光君!新しく入った子達が来たから自己
紹介して」

 光君?

 よし子さんが呼ぶと奥のほうから一人の
男の子が出てきた。

 そして男の子はあたし達の顔を見ると驚
いた顔をした。隣に居る美里も同じ顔をし
た。

「星光です、よろしく」

 かっこいい~。あれ?でも星光ってどこ
かで聞いた名前だなぁ~誰だっけ?

 








< 27 / 205 >

この作品をシェア

pagetop