王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
「いいよ、いいいよ」

 そんなこんなで文化祭の話が終わった。

 寮に帰る途中に姫野に変なことを聞かれ
た。

「光ちゃんは何で美里と結婚するのが嫌な
の?」

「お前なんでその事知ってる」

 俺が嫌がってることは言ってないはず。

「それはねぇ、あたしが光ちゃんの秘密を
知る前に聞いたんだ美里に」

「なるほどねぇ」

「それで、何で嫌なの?」

「美里のことをそういう対象でみたことが
ないし、これからも多分そういう対象とし
てみれない」

 それに美里は俺の大切な幼馴染だ、それ
以上にもならないしそれ以下にもならない。

「美里の事大切に思っているんだね」

 姫野は満面の笑みで言った。

 ドキ!!

「ま、まーな」

 今のは何だ!?胸のあたりがドキっとな
ったような・・・。気のせいか?

 こんな話をしているうちに寮に着いた。
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