王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
《みやびサイド》
 美里と光ちゃん2人で何話てんだろう。
ん~気になる。後で絶対聞きだしてみせる
もんね。先生の話が終わりあたしたちは3
人で寮に行くことにした。

「ねぇー自分の部屋知ってる?」

 あたしは自分の部屋を知らない。

「知らないけど?」

「それじゃーどうやって自分の部屋知る
の?」

 あたしは不思議だった。

「寮の玄関口に張ってあるでしょう」

「ああ!なるほど」

 あたしってバカだな~。

 そう思ってると寮の玄関口に部屋わけ表
があることに気づいた。

「あっ、見っけ!」

 あたしは走って近づく。

「3人部屋だ~」

「本当ですね」

 後から来た光ちゃんが言う。

「あたしたち3人一緒じゃん」

 美里の言葉であたしは自分の部屋を探し
始める。

「ほんとだ~やった!」

 すごく嬉しい。

「それなら早く行きましょうか」

「うん!行こ」
 そしてあたしたちは部屋へと向かった。



《光サイド》
「おい!さっきの話はどういう事だ」

「ああ、寮の話ね」

 さっき俺は寮の話を初めて聞かされた。

「俺聞いてねーぞ!」

「当たり前じゃん、あんたが聞いたら絶
対嫌だって言うもん」

 たしかに俺は言っていたかもしれない。
だけど・・・。

「言っといてくれてもいいじゃん」

「でも・・・」

 分かってる俺のためだよな。

「ごめん、俺のためを思ってくれての事
なのに」

「あたしもごめん言わなくて」






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