王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
「立花椿、よろしくね」

 雰囲気が美里に似てる。

「あたしは柊美里、そんでこっちがあたし
の幼馴染の星光」

「光です」

 俺は一応笑顔で言った。

「ちなみに知ってると思うけどこっちはあ
たしの幼馴染の・・・」

「知ってますよ、高坂栄介さんですよね」

 俺はわざと高坂に不快感を与えるような
言い方をした。

「あ、ああ」

「それでは私は自分の仕事に戻ります」

 俺はそこから去った。

「あいつ何かムカツクなー!!」

 俺は裏で一人でキレてた。

 すると美里が来た。

「ちょっと!光、その口調誰かに聞かれた
らどうするの!」

「別にいいじゃないですか、誰もいません
し」

 俺は学校バージョンの口調で言った。

「まー誰も聞いてなかったから良かった」

「2人ともどうしたの?」

「姫野さん・・・何でもないですよ」

「それならいいけど」

 あー、最近この口調に疲れてきた。




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