王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~

光と美里に危機迫る!

《光サイド》
「光君ありがと」

 姫野は小さな声で言った。

「何か言ったか?」

 でも俺は聞こえないふりをした。

「何も言ってないよ」

 理由は自分でもわかんねぇ。

 それにしても悲鳴をあげて怖がる姫野は
かわい・・・くない!ウザい!俺の耳元で
悲鳴あげやがって!

 こんな事を思っていると美里が来た。

「どうだった~?みやび、光」

「すごく怖かった!」

「全然怖くなかったです」

 俺と姫野はま逆のことを言った。

「やっぱり言うことは全然違うね」

「やっぱりって何!?」

「あたしの予想どうりだって事!それじゃ
ー戻ろう」

 俺らは教室に戻った。

「美里~どうだった?お化け屋敷」

「え!?お、お化け屋敷?ぜ、全然こ、怖
くなかったけど・・・」

 美里お化け屋敷でのこと言わないつもり
だな。

「なに言ってんですか美里、あんなにっ」

 怖がっていたことをばらされたくない美
里は俺の口を塞いだ。

 そして小さい声で、

「ばらすんじゃないわよ・・・」

 と言った。

 言い方こわっ!

「わ、わかった」

「どうしたの?」

「なんでもないよ」

「そう?」



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