王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
 俺は少しためらった。

 すると秀は俺の隣に姫野が居ることにや
っと気づいた。

「あっ!」

 秀は姫野を指差した。

 指差すのは失礼だろ。

「え?なんですか?」

「覚えてない?俺のこと?」

 そう言われて姫野は考えた。

「・・・・!」

 どうら思い出したようだ。

「思い出した!?」

「はい、思い出しました!昨日あたしとぶ
つかった人ですよね?」

「そうそう!君のこと探してたんだ」

「え?」

 どうやら秀は姫野を探しにここへ来たら
しい。

「なんでですか?」

「それは秘密ー」

 秀は意地悪く言った。

「そういえばさっき光って言いましたよね?」

「うん、言ったよ」

「それに、何で女子高に居るんだって言い
ましたよね?」

 もう気づいたのか?

「言ったよ」

「それじゃー光君が男だって・・・・」

「知ってるよー」

 あいかわらず勘だけはいいな。




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