空唄 ~君に贈る愛のうた~
…………・・・・・・・・・
花音へ
これで多分
最後の手紙です。
オレさ、お袋倒れて
死んじゃったんだ。
いつも無理してたから
仕方ないけどな。
やっぱ悲しいよ。
花音の気持ち、
わかった気がする。
今思い出すのは
あの団地の頃のこと。
あん時がいっちばん
幸せだったと思う。
親父もお袋もけんかは
するけど仲良くてさ。
花音や海斗兄に
おじさんおばさん。
あれがオレにとって
人生最高の時間だった。
花音、俺な
…………・・・・・・・・・
そこで唐突に切られた手紙はどうやら2枚目もあるらしく、今度はそちらを手に取る。
そこに書いてあった言葉を見た瞬間、止まっていた涙がまた流れはじめた。
…………・・・・・・・・・
花音のことが
大好きです。
例え花音がオレのこと
覚えてなくても
オレはまた花音に
恋するつもりだから。
絶対絶対、また
会いに行くからなっ。
今、正直辛いけど、
花音のこと思い出して
がんばるよ。
じゃあ、終わります。
また会う日まで、
お元気で。
…………・・・・・・・・・
花音へ
これで多分
最後の手紙です。
オレさ、お袋倒れて
死んじゃったんだ。
いつも無理してたから
仕方ないけどな。
やっぱ悲しいよ。
花音の気持ち、
わかった気がする。
今思い出すのは
あの団地の頃のこと。
あん時がいっちばん
幸せだったと思う。
親父もお袋もけんかは
するけど仲良くてさ。
花音や海斗兄に
おじさんおばさん。
あれがオレにとって
人生最高の時間だった。
花音、俺な
…………・・・・・・・・・
そこで唐突に切られた手紙はどうやら2枚目もあるらしく、今度はそちらを手に取る。
そこに書いてあった言葉を見た瞬間、止まっていた涙がまた流れはじめた。
…………・・・・・・・・・
花音のことが
大好きです。
例え花音がオレのこと
覚えてなくても
オレはまた花音に
恋するつもりだから。
絶対絶対、また
会いに行くからなっ。
今、正直辛いけど、
花音のこと思い出して
がんばるよ。
じゃあ、終わります。
また会う日まで、
お元気で。
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