空唄 ~君に贈る愛のうた~
それは暑い暑い夏の日だった。
その年で一番暑いんじゃないかってくらい暑くて、太陽が眩しい日。
私たちはいつものよう公園で遊んでいた。
今日は珍しく砂場を広々と使える。
辺りを見渡しても子どもの姿はない。
どこの家も家族で旅行やら遠出やらしてるんだろう。
「花音、何か飲みたいものある?」
ずっと炎天下にさらされていた為、私もお兄ちゃんも汗だく。
そんな私を気遣って聞いてくれたんだと思う。
「んー..はちみつれもんっ!」
大好きな飲み物を伝えると、お兄ちゃんは笑って
「わかった。花音はほんと、はちみつれもん好きだな。
ほらっ、お兄ちゃん買ってくるから、このベンチに座っとくんだよ」
「はーい」
その年で一番暑いんじゃないかってくらい暑くて、太陽が眩しい日。
私たちはいつものよう公園で遊んでいた。
今日は珍しく砂場を広々と使える。
辺りを見渡しても子どもの姿はない。
どこの家も家族で旅行やら遠出やらしてるんだろう。
「花音、何か飲みたいものある?」
ずっと炎天下にさらされていた為、私もお兄ちゃんも汗だく。
そんな私を気遣って聞いてくれたんだと思う。
「んー..はちみつれもんっ!」
大好きな飲み物を伝えると、お兄ちゃんは笑って
「わかった。花音はほんと、はちみつれもん好きだな。
ほらっ、お兄ちゃん買ってくるから、このベンチに座っとくんだよ」
「はーい」