初恋 ―約束。―
家に帰った。



葉月にメールしなきゃ!


「…えーっと、「今日はありがとう。無事に家に着いたよ☆」でいっか」


するとすぐ返信が来た。


「そうか、よかった。遅くまで付き合わせてホントにごめんな。じゃ、また明日」



…少し寂しくなった。


もっと話したかったな…なんて。



クローバーのペンダント。


それをみるたびに思い出していた〝あの子〟との懐かしい思い出。


何があっても忘れたくなかったこの想い。


「もう…いらないのかな」


そっと呟いた。



外を見ると星がキラキラと瞬いていた。




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