初恋 ―約束。―


「…じゃ焼くか」

「うんっ!」



「ほら、こうやって…」

ぎゅっぎゅっとハンバーグを押して形を整えていく葉月。


葉月が作ったハンバーグはすごくきれいな形で。


「すっごい…!器用~!」


とりあえずあたしも肉を手に取りまとめようとするが、

まとまっても綺麗な楕円形にならない(-_-;)


「ばぁか、こうやるんだよ。真ん中はくぼませてな」


「…はぁい」




ジュー…


「いーにおーい♪」

トテトテとみきがキッチンに入ってきた。


「頑張ったよ!」

「お疲れぇ☆ようし、食べるぞぉ~!」

「食いすぎると太るぞ」

「うるっさいな!夏鈴が作ったものなら大丈夫なの!」







< 122 / 201 >

この作品をシェア

pagetop