初恋 ―約束。―
席順は瑛也君が気を遣ってくれて、
あたしと葉月、みきと瑛也君だ。
「夏鈴??」
葉月があたしの名前を呼ぶだけでも心臓がドキドキなのに!
「ん?」
「口、ついてるし(笑」
…マジですかぁッ!!
「///!!どこどこっ!?」
「う・そ♪ついてねぇけど?」
「はっ…葉月ぃぃ!!!!」
そのあともずっと二人で話できた。
瑛也君をみると「頑張れ」と小さな声で応援してくれた。
あたしは本当に楽しかった。
瑛也君が今までに見たことないような鋭い目つきで、
あたしと仲よさげに喋る葉月を睨んでいることなど知らずに…。