初恋 ―約束。―


「なっ…なにいって…」


「だから、本気だってば」




そういうと先輩はあたしの目を見つめて手を握って、

「だめかな…?」


と目をうるうるさせて言った。




「…っ!!ダメですっっ!!」



「…そっか」






先輩はあたしの顎に手をやってどんどん顔を近づけてきた。



えっ…!あたしここでファーストキス奪われちゃうの…!?



「離してっ!やだっ!!」




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