初恋 ―約束。―



次の日。


なぜか葉月と瑛也君は一言も言葉を交わしていない。


「…2人ともどうしたんだろ?」

みきが心配そうにあたしに声をかけてくる。


「あたしもわかんない」


「昨日何かあった?」

「いや、別に何も…ってあっっ!!!」


「なになにっ!?」


みきは興味津津だ。


昨日の放課後のことをすべて話すと、


「はっはぁ~ん」とさも楽しそうにつぶやいた。



「なになに!分かったのっ!?」


「…ま、自分で考えなさい」



そういうとみきは他の女友達のところに行ってしまった。


「えぇぇぇ~っ」



みきひどいよぉ!




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