初恋 ―約束。―
助けて…
次の日。
「おっはよーん♪」「…はよ」
「あ、萌!みき!おはよ!てか元気ないね?何かあったぁ?」
「夏鈴…あんたにはまだはやいわ…」
「何それっ!なんかひどっ!」
「…おはよ」「おはよう、夏鈴ちゃん」
「あ、葉月と瑛也君!おはよ!」
「―――!!」
いきなりみきが声にならないような叫び声を上げた後走ってどこかに行ってしまった。
「え。み「…みきちゃんもきっと大変なんだよ」
あたしが「みき!!」と叫ぼうとした瞬間瑛也君に遮られた。
「? うん…。」
あたしは納得しないまま鞄から教科書を取り出し、机にしまった。