初恋 ―約束。―
「だからぁ~もうやめてよー…(泣」
「あはは!かーわいい!…でもなんかあたし嬉しかったな…」
「え?」
「だって、瑛也君って夏鈴のこと…」
「え?瑛也君?あたし?」
「ううん!!ごめんね、なにもないよッ」
「…うん。」
みき、すごく哀しそう。
なにか、あったのかな…?
そんなあたしの心配をよそに、けろっとした顔でにこっと微笑んで、
「じゃ、さっさと着替えて葉月にお礼言いに行きますかっ♪」
みき…?
でも、今は。
「…うん!」
葉月に会いたい…。葉月と話したい。