初恋 ―約束。―
夏鈴side
「何だった!?」
「秘密☆」
「えっ!ま、まさか…変な本じゃないよねっ?」
「それはなかった!あと、3日まったら分かるよ」
「3日?それってあたしの誕生日?」
「あ、覚えてるんだ」
「当たり前じゃん!」
みきが心の中で「ばれそうだぞ、葉月!」と叫んだことはだれも知らなかった。
「えーじゃぁ、まさかケーキとか作ってくれんのかな!?」
「(ドキ!)え、や、その…」
「まさか、お菓子の家!?」
「(ドキドキ!!)や、それはさすがに…」
「そーお?やっぱダメか…。」
「は、ははは…。とりあえず待ってな、おとなしく。」