初恋 ―約束。―
悪口
季節はあたしたちを連れてゆっくりと、しかし確実に流れた。
愛はまだ一人ぼっち。
ある日、みきが言った。
「ねぇねぇっ!これ行こうよッ!4人でさ♪」
みきが自慢げにとりだしたのは「○○町 夏祭り」と書かれたポスター。
「おーいいんじゃね?」「楽しそうだね」
葉月と瑛也君が返事をした。
「夏鈴は?どうどう!?」
「うん、いいよ^^行こッ♪」
楽しそう。
最初はそれだけで行こうと思った。
でも
この夏祭りが
あたしたち4人の運命を
大きく
大きく
変えてしまう
まだあたしには
思いもよらなかった…