初恋 ―約束。―

あたしは怖くなってみきに電話した。


『んー?どしたぁー?』

「あのさ…愛に…愛に今日のこと教えた?」

『はぁ?何言ってんの?愛に教えてないよ?あのとき二人だったじゃん(笑』

「愛からね…メールが来たの」

『…なんて?』


みきも声も少しこわばっていた。


「一緒に行っていい?って。愛は駅前に集合することも何をするかも、集合時間まで、知ってる。」

『えぇっ?何それっ?キモッッ!!』

「だから…今日はやめない…?」

『そうだね。じゃぁ、今度の日曜日にしよ?』

「うん…なんかごめんね…」

『夏鈴が謝ることないよ♪じゃぁ明日学校でね!』



ピッ。




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