初恋 ―約束。―
「俺、実はさ、お前の…」
あたしはぎゅっと目をつぶった。
「お前の話を全然聞いてなかった(笑」
「…っ」
「バカーーっ!!」
あたしのパーは葉月の頭を直撃。
「いってーーっ!なにすんだよぉッ!?」
「フン!もう帰るッ!」
「よかった。」
思いもよらない一言にびっくりして振り返ると、
「お前がいつもどおりに戻ってよかった」
にこにこと微笑んでいる葉月がいた。
ドキン!!
あたしの心臓はさっきとは違う意味でどきっとした。