初恋 ―約束。―
みきと話をしていると時間はあっという間に経った。
「かりーん、もう40分だからそろそろ来るんじゃない?」
お母さんが向こうであたしを呼んだ。
「もうすぐ来るって♪」
ピンポーン♪
「葉月、瑛也君、いらっしゃぁいっ」
がちゃっ
「///」「///」
ふたりともあたしとみきを見て真っ赤になっている。
なんでだろう?
「あっ、二人も浴衣なんだぁー」
「あっ…あぁ…。」
「お前らも…浴衣か…。」
「当たり前でしょー?」
「そうか、そぅか…」
「ま、いいじゃん、とりあえず行こうよっ♪」