初恋 ―約束。―
7時だけど夏なだけあってまだ明るい。
「わー、まだ明るいねーっ」
「夏だねぇ」
はしゃぐあたしたちをよそになんか…テンション低い…?
「葉月たちどうしたの?テンション低くない?」
「ばっ…いつも通りだろーがっ!俺は!」
「やっ、僕もいつも通りだよ!?」
まぁそういうことにしておこう。
お祭り会場に着くと、たくさんの屋台が軒を連ねていた。
「林檎飴たべたいなぁ」とみき。
「俺はとりあえず焼きそばが食べたい」と葉月。
「僕はかき氷かな」と瑛也君。
「あたしは~綿あめかなッ?」
「…バラバラ…」
「しかも全員食べ物…」
「まっ、まぁ全部回れるよ♪イケるイケる!」
あたしが必死にフォロー。