初恋 ―約束。―
次の日…
またあたしは病院へ向かった。
「…よしっ」
あたしはクローバーのペンダントを身につけ、葉月の病室のドアを開けた。
「…ぉ?夏鈴?」
葉月はマンガを読んでいた。
…え?
「おぉっ、夏鈴じゃんー♪やっと来てくれたー!!」
…あたしは目の前で起きたことが信じられなくて葉月をポカンと見つめることしかできない。
「い…ま…夏鈴って呼んだ…?」
「は?お前夏鈴じゃねーの?つーかなんだそのアホ面(笑」
「…っく…ぅっ…く…ふぇぇ~~ん!!」
あたしは嬉しさのあまり泣き出したしまった。
「うわぁぁっ!悪かった!アホ面じゃねーって!ごめんって!泣くなぁ!!」