初恋 ―約束。―
『じゃ、行こっか』
『うん!行ってきまーすっ!!』
『気をつけてね~』
母親の声が聞こえた。
『うわあ~っ!すごいね!何食べたい?』
『俺は…かき氷食べる!』
『じゃ、わたしも!』
『毎度ありぃ!』
シャクッ
『おいしいね!』
『うん!』
あのときのかき氷の味…今でも忘れられねぇ。
『あっ!そろそろ花火始まるね!』
『亜美、いいところあるの?』
『ふふ~あるよ♪』
俺たちは花火がよく見えるという場所へ向かった。