初恋 ―約束。―


そう。そして、俺たちは事故にあったあの場所へ来た。


俺はあの時の夏鈴みたいに、


『渡ったほうが家に近いよ!』


といった。


『こっちのほうが近いけど…今花火大会の後で車がいっぱいいるから危ないよ?』


『いいじゃん!早く家に帰ろうよ!!』


俺は自己中にも眠かった。


しかも甚平に汗をかいていて気持ち悪かった。


そんな些細な理由から俺は姉貴を殺してしまった。




『よーし!競争しよう!!!』



キキーーーーッ


『葉月ぃっ!!!』




ドンッ



『亜美…?亜美っ!!!!!ねぇちゃん!!』



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