初恋 ―約束。―
あたしたちの関係―夏鈴side―
ココは葉月の病室。
あたし、みき、瑛也君が集まっている。
葉月が、「お騒がせしました☆」と笑った。
でも瑛也君とみきは笑わない。
「葉月!俺たちがどれだけ心配したと思ってんだよ?」
「そうだよっ…夏鈴がどれだけ傷ついたと思ってるの!?」
二人とも本気で怒ってくれてる。
「…二人とも…もう大丈夫…だよ?」
「大丈夫じゃないよっ…」
「…みき」
「…亜美ねぇのこと…もう大丈夫なの…?」
心配そうな顔で瑛也君は葉月に尋ねた。
「あぁ。それと夏鈴にはもう話したから」
「…」
重苦しい空気。