流れ星のカケラ【完】
4章~観覧車の中で…~
ココナツランドに行ってから約2週間が過ぎようとしている。
私は、聖からもらったネックレスを、部屋の中でもずっとつけている。
下を向くたびにキラリと光る星のネックレスが嬉しくてしょうがない。
短冊のストラップは、携帯につけている。
「よしっ!!おーわりっ♪」
う~んと両腕を伸ばしてから床に寝転ぶ。
「やっと課題が全部終わったぁ。」
よくこんな短時間でものすごい量をできたなぁって自分でも思える。
「明日は久しぶりに会えるんだ!」
明日は火曜日。
聖と香水を買いに約束をしていた日。
久しぶりに聖に会える、そう思うと気持ちが高ぶる。
「そういえば、今何時??」
部屋に飾ってある時計に目をやると丁度12時を指していた。
「お昼、作るのメンドイし…。」
課題を全部終わらせたご褒美に外食しちゃおっかな。
でも、1人で??
美奈は毎日仕事で会えないし、聖は明日会うし…。
''よかったらお昼一緒に食べよう??相談したいことがあるんです!''
そう、携帯に打って送信する。
そしたら、すぐに返事が返ってきた。
''分かった。じゃあ風守駅の近くにあるファミレスに12時30分に待ち合わせで。''
「よしっ!」
私は急いで部屋着から私服へと着替える。