流れ星のカケラ【完】

『いらっしゃいませー』

店員さんが店内に入ると私のところに来た。

『何名様ですか?』

「2名です。」

『かしこまりました。それではこちらへどうぞ。』

店員さんの後を着いて行く。

店員さんに案内されのは、窓際の席だった。

丁度風守駅が前方に見える。

風守駅に沿って、

いろいろなお店が並んでいるのがわかる。

『ご注文がお決まりになりましたらこちらでお呼びください。』

そういい残すと店員さんはレジの方に行ってしまった。

「遅いなぁ…。」

先に頼んじゃう?

でも、一緒に食べたいし…。

ドリンクバーだけでも頼んでおこうかな。

私は、そう思ってテーブルにおいてあるスイッチを押す。

押してすぐに、

さっきと同じ店員さんが来た。

『ご注文をどうぞ。』

「とりあえずドリンクバー1つで。」

お昼時なのにドリンクバーだけ頼むのはなんとも気が引けるけど、

誘った私が先に食べてるのはどうかなと思うし。

ほら、来たら2人でまた頼むんだしいいじゃん?

『かしこまりました。ドリンクバーはあちらにありますので。』

ペコリとお辞儀をして店員さんは他のお客さんのところに行った。
< 171 / 319 >

この作品をシェア

pagetop