流れ星のカケラ【完】

私の思っていたことが通じたのか、

美奈が「早速勉強しよう!」って言ってくれた。

「咲さんも参加してください!恋のお勉強会なんで!」

「…はいっ!?」

い、今、''恋''のお勉強会って言った?

期末テストに向けての勉強会じゃなかったの!?

「そういうことなら任せなさい♪私もぜひ参加するよ♪」

「優貴の部屋行くのもメンドイし、ここでいいよね。」

「うんうん!あっ、レメのケーキ買ったの。徹の分はもういいから3人で食べましょ?」

「いいんですかぁ!?」

やったぁぁと飛び跳ねる美奈。

「………。」

何を勝手にトントン決めてるんだか…。

ここは仮にも私の家!

それに、''普通''の勉強会じゃないの!?

「優貴!」

「は、はいっ!」

急に呼ばれたから変な応答しちゃったじゃん。

「お勉強会、楽しみだね。」

美奈の顔が怖い!

笑ってるけど悪魔の笑い方みたいなの!

そんな笑い方をしている美奈に、

「んなことできるかボケっ!」とは突っ込めず、

「そ、そうだね。」としか言えなかった。
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