流れ星のカケラ【完】

「あっ、優貴!」

「ほぇ???」

なんか、いつも呼ばれる声と違うような…。

なんで呼び捨てになてんのかな?

「俺のこと、呼び捨てでいいからさ。俺も優貴って呼んでもいい?」

「うん!じゃあ改めてよろしくね、悟!」

「おうっ!」

「私も、高瀬くんのこと呼び捨てでもいい??」

「別にいいけど。俺も呼び捨てにするよ。」

「うん♪」

神田くんのことは、これから悟って言うんだ。

なんか友だちみたいで嬉しいな♪

美奈も聖も、名前で呼ぶんだ。

なんか、嬉しい。

変なヤキモチとかないし。

「悟、いいの?呼び捨てになんかしちゃって…」

「なんで?俺たち友だちだろ?友だちなのに名字読みって嫌じゃね?」

「友だちでいいの!?」

「当たり前♪」

< 210 / 319 >

この作品をシェア

pagetop