流れ星のカケラ【完】
「みんな、私たちはみんなと同じなんだから!」
美奈が大声で叫ぶ。
静まり返る廊下。
そして4人へと視線が集まる。
『でも、校則で決まっているんです。』
「…ほぇ!?校則!?」
何それ~!!
なんでそんなのが決まってるの…。
意味わかんない…。
「校則か…でも、いいから。なんかあったら私たちが先生に説明する。だから5組みたいにタメにして?」
『『わかりました…』』
美奈の言葉に渋々頷くみんな。
「悟と聖と優貴、早く教室行こう?」
「そ、そうだな!」
私たちは走って教室に行く。
「優貴と美奈!おはよ♪」
「琴~おはよ。」
「美奈、廊下で大声だしてたよね?モロ聞えた。」
「マジで?琴たちにも聞えてたんだ…。」
そういえば、美奈とは席が離れたんだ…。
でも、琴が前にいる!
「あっ!!いきなりなんだけど、SPって何???」
「わかんないかぁ…。じゃあ簡単に説明するね。」