流れ星のカケラ【完】
その後、好きな色とか科目とか質問されて、
咲さんにしっぺやらチョップされたのは言うまでも無い。
「いい優貴?告白するなら体育祭の後夜祭で告白しなよ!!」
「え、えぇぇぇぇ!?無理だって!」
ムリムリムリムリムリムリムリムリムリ絶対にムリ!!
それに、聖が今日、「待ってて」って言ってきたもん!
何について待つのかは具体的に言ってくれなかったけど、きっと聖の気持ちだもん。
私はそれまで待つ!
「馬鹿っ!」
今日のこと言ったら美奈にほっぺを抓られた。
「み、みな、いひゃい」
「待ってて言うのは、逆に待たないでの裏返し!」
「告白は早めに告白しなきゃ!聖くんなんかモテるんでしょ?だったら尚更!」
そんなこと言われても…。
ムリなものはムリなんですっ!
「とにかく!告白をしようとする努力をすること!いい?」
「は、ハイ…。」
「当たって砕けろ、よ!」
砕けちゃダメだよね?咲さん…。