流れ星のカケラ【完】
人気のアイドルの曲とともにみんなが入場門から入場する。
『SPの高瀬くんだ!』
『頑張ってぇぇぇ!』
『モデルの美奈ちゃんじゃん!マジでキレイ!』
『俺、ホレるわ///』
『クラスリーダーの神田くんじゃない?』
『あの笑顔可愛すぎる!!!』
『絶対に勝ってもらいたい!』
『あの子、学年トップの優貴ちゃんじゃんっ!』
『おぉぉぉ!マジで可愛い!』
『今年の1年のSPは最高じゃんっ!』
とかなんかまぁ、色々と先輩方が私たちのことを言ってるのが聞えて
すんごい恥ずかしかった。
「これじゃあ、俺たちが走る時すごいんじゃねぇの?」
「ははは…大変だよ。」
第一走者が、クラウチングスタートをするためにしゃがみ込む。
「琴!頑張って!!」
美奈の声が後ろから聞える。
『位置についてーよーい…』
パンッ
ピストルの音が鳴り響く。