流れ星のカケラ【完】
こういう、早く時間が過ぎてもらいたくないときに。
あっという間に時間が過ぎるもんなんだ。
「はぁ…。」
私は今、何度のため息をついてるのかな?
いつも隣にいた聖がいないだけで私の心は曇ってる。
聖は、いつも空を見てたなぁって思って空を見ると、
なんか寂しくなってため息が出てしまう。
話しかければ、答えてくれる聖がいないのが寂しい。
私、こんなに聖が好きなんだ。
改めで実感できた。
「優貴ー!帰るぞ!」
「うん…。」
教室のドアの前で待ってくれてる悟と美奈。
「先にスーパー行ってなんか果物買って行こうぜ?」
「うん。そうだね。」
いつも4人で下りていた階段を3人で下りる。
こんなに、階段って広かったっけ?
そんなことを思ってしまう。
スーパーに寄るので、私たちの家がある方へと悟も自転車を扱ぐ。